一口に“行者ニンニク”といっても数種類あります。たぶん3〜5種類。うちでは出羽三山系行者ニンニクと呼んでいるものを栽培し、北海道系行者ニンニク(アイヌネギ・キビトロ・アイヌネギ)をサンプルで植えています。
出羽三山系の当農園で栽培しているのは醤油ヒタヒタ皿の左、アイヌネギは上のと、ザルのもの(街道筋のお店で買ってきたもの)。だいぶ大きさが違いますね。
うちのは醤油に漬け込むと間もなく茶色っぽく醤油に色が染みてゆきます。北海道系は色は鮮やかな若葉色が1週間近く続きます。水分の含有量もだいぶ違うようです。
歯ざわりは、うちのはシャキシャキと高菜青菜に近い感じ。北海道系は葱のトロッとした粘りけのある軟らかい歯ざわりで韮に近い感じです。どちらも美味しく、歯ざわりや風味は好みによって分かれるところでしょうか。
さてさて。
畑に植えていても大きさや色合いは異なり、本州と北海道の気候の違いか、北海道系のほうが早く大きくなります。
摘み取るとよく分かるのが葉の“しっかり”さ。北海道系は葉がいつまでも弾力を保つような感じですが、うちの行者ニンニクは摘み取って水につけないで1日経つと萎れます。
食べ方はいろいろあるのですが、うちの行者ニンニクならではの歯ざわりを生かし季節を越えて楽しんでいただこうと、味噌漬けと醤油漬けを商品化しました。
出羽三山系は一瓶を作るのに、何本もの行者にんにくが必要になり嵩が稼げません。そのぶん、独特の歯ざわり、風味の違いを感じていただけると思います。
こちらは味噌漬け。田楽のお供、熱々の御飯にもよく合います。
こちらは醤油漬けです。奴や納豆、刺身など風味醤油として愉しんでいただけると思います。
商品化に漕ぎ着けるまで、長かったですね。
製造は玉松味噌醤油(株)さんでOEM生産(おーっ、なんだか最先端っぽいですね(笑))行なっています。ラベルを見ると、ひと目千本桜で有名な宮城県大河原町にある玉松味噌醤油(株)製造と書いてありますのでチェックしてみてください。
御注文、お問い合わせは
携帯電話 090-2360-5000 鈴木まで、御気軽にどうぞ。(作業中は留守電になります、ご用件を録画して下さいね)