犬の場合は、生後6〜8週齢までは母犬や兄弟姉妹から離さずにいて社会化期への基礎行動を学ばせるとか、猫の場合は、生後8週齢までに人間とのふれあいを持たないと、人に慣れにくくなる、など、生き物の全てに当てはまり、生涯を左右する社会への適応能力を、親の養護下で、咬んだら相手が痛いことを自らが学んでから、社会化期を迎える。
人間の子どもは、物心がつく頃は、良い大人の男性の集団に混ざる生活をすると良い。叱れる『善い男』の群れの中で、社会化期に『群れのルール』を学ぶ。
育児放棄、ネグレクト、いろいろな問題環境もある中で、『社会性を学べない』ことは、その子どもが成人してからの一生涯に、差し障りが出る。
ただ単に『男の群れ』で良いのではなく、『善い男の群れ』に限る。
しばし事件化する20歳前後の者がリーダーの不良グループでは、その教え込まれる『ルール』が『一般社会』のそれとは違う。
社会化期までに、どの道へ進ませたいか、親が導かなければならない。放っておいては駄目だ。ゲームからは基本が学べず、社会への順応性が育まれない。