国分町にある竣工したばかりの宮城県宅建協会新会館で宮城県防災指導員の養成講習。2009年4月に施行された宮城県の「震災対策推進条例」に基づく講習です。
仙台市の地域地震防災アドバイザーと役務は重なるものではありますが、地震災害は広域災害のため、広範囲で活動できる役割も必要になるのかと。もちろん、災害は縦割りには発生しないのですが。。。
今年は自助・共助・公助の3本柱にそれぞれ携わり、さまざまな視点を持つことができたように思います。
宮城県沖地震の発生周期は・・・
1793年M8.2(連動型)
1835年M7.3(単独型)42.4年
1861年M7.4(単独型)26.3年
1897年M7.4(単独型)35.3年
1936年M7.5(単独型)39.7年
1978年M7.4(単独型)41.6年
と、平均で37.1年周期です。
そして今年2010年は、前回の宮城県沖地震から32年を経過しています。
100万人都市となった今の仙台で大地震災害が発生すると、計算上は市職員1名で約1000人の被災者をコントロールしなければなりません。地震などの広域災害が発生すると、119番通報をしても“あなた”のところへ優先的に消防車や救急車は来ないのです。そのため、自らを守るには、自らの力、近隣ご近所様の力“自助・共助”が必要になるのです。
自宅や商店街では、地震でショーウィンドウが割れ、泥棒が入って商品が盗まれるかもしれません。30年前であれば金槌や釘、ノコギリなどの日曜大工用品が、家庭にあるのは普通でした。
マンションはスチール製の玄関が歪んで出入りができなくなることもあります。こじ開ける際に使うバール、持っていますか?
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