2010年05月09日

電話が来ましたよ。

配達途中で掛かってきた今日の電話。

フクロウが大好きで、木が大好きだ、という男性。

お店で僕の作品を見たんだけど、という流れで。


ア・ン・ナ漫画みたいのじゃなくって、写実的なフクロウは彫れないの?”と仰る。

僕の作風ですから、と返した。

“私はフクロウが好きなので、写実的なものじゃないと”と仰る。

絵でも彫刻でも作者の作風があるのではないですか?この電話は何か、クレームなのですか?、と返した。

“そんなつもりはないですよ、無理なんですね、彫れないんですね”と仰る。

僕の作風を気に入られた方は御求め頂いていますし、合わない方へ無理に押し売りの真似はしません、と返した。

“気分を害するつもりはないんだけど、私は木が好きなので、もっと木目を生かした彫りかたはできないのか?”と仰る。

田舎の御土産屋の技量でやっていますので、それでも良いと、僕が彫った作品で良いと言ってくださる方には、お持ちいただいていますと、返した。

“ほぉ〜、無理なんだ”と仰る。



こんなことを話ししていて、何の徳を積めるのでしょう。

田舎の雑魚な土産屋を相手に・・・。


人の世は、どなた様にも常に肯であります。僕に限ってこのようなことが起きるものではありません。ただ、こうして露にするか否かだけでございます。

今日のこと、電話を掛けてきた御仁の憂さが晴れるのであれば、それも良いかもしれませんが、憂さが積もりますのは、そのお心もちが先でございますよ。そうだからこそ、憂さがどんどん積もるのでございます。

かくいう僕も、痛いところを突かれたからこそ、こころ穏やかでは居られずに居たのでしょう(苦笑い)。でも、夜のうちにはこうして心は平らに戻して居ります。そもそも気にならずに居られるように、また精進してまいります。

藤本義一さんの講演をまた、思い出します。

意(こころ)の反する口(言葉)には全く摂理を伴いませんから、この癖のある方には近寄らん方が賢明ですな。虚しい口は重ね重ねて嘘を呼び、真実から遠のくばかりです。

心と口と意とを、出来る限りお天道様に照らして頂きながら、すごして参ります。


ラベル:人生相談
posted by とっち at 19:28| Comment(2) | 人生相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とっちさん、ご無沙汰です。

でも毎日見てるよっ!

ボクも本気の彫刻家から

『荒彫り頼めるウ〜』

って何度か言われたことあります。

全部お断りしました。

でもボクはそんなに出来たにんげんじゃない

荒彫りと呼ばれたくない

今に・・・


心を込めて刻んでんだもの、

ホッコリとした笑顔で

毎日なでなでして下さる方のとこに

いて欲しい。
Posted by 木楽庵 at 2010年05月09日 20:35
木楽庵さん、ご無沙汰で(笑)いつも御覧頂いていてありがとうございます。

形だけでよいのなら、木の素性が何でも構わないのなら、楽しければイイじゃんでしょうね。僕にとって、ですが、僕にとっての作品は、命分け、子どもと同じです。そしてデモンストレーションショーは、祭事です。

テクニックとして“出来る”ことと、好き勝手“やって構わない”のは、全く次元の異なったことですね。そのために、ルール、というのが定められるのだと思います。

まぁまぁ、力を入れずにいたしましょう、先には・・・僕の作だからこそ、と仰っていただけたら尚更のこと嬉しいですね。
Posted by とっち at 2010年05月09日 20:53
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