2009年06月07日

大道芸フェスティバルin遠刈田

大道芸フェスティバルin遠刈田第13回目

 蔵王の6月といえば、“大道芸フェスティバルin遠刈田”。今年も大いに盛り上がりました。ジャグリング矢部亮さんの周りにはサインを求めて長蛇の列。中国雑技芸術団の出番となれば都心の満員電車並み、熱気で会場はムンムンでした。

例年1万5千人前後の観客動員数となる“大道芸フェスティバルin遠刈田”。お祭りを支えるのは観る人演ずる人、支える人たちの熱意です。会場となるのは遠刈田温泉街のメインストリート。様々なストリートパフォーマーたちが同時刻に演舞し、観客を引き寄せて腕を競い合います。

成せば成る成さねば為らぬ何事も
成らぬは人の為さぬ也けり

アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディが来日した際、“日本で一番尊敬している政治家は?”という記者団からの質問に、当時日本人の間でも深く知られていなかった人物“上杉鷹山”と答えたそうです。

米沢藩を立て直した上杉鷹山の持っていた基本の思想は“自助・互助・扶助”という三助の思想。

その御人柄が表れる逸話。参勤交代で上杉鷹山が米沢へ戻る際、城に掛かる橋が朽ちていたところ、藩の武士たちが無償の奉仕で橋を直しました。そして江戸から戻った上杉鷹山は、その橋を前に馬から降り、家臣たちへ向い“御前達の汗と脂がしみこんでいるこの橋は、到底馬に乗っては渡れぬぞ。”と申されて歩いて渡られたそうです。

もちろん、それまでに上杉鷹山が長年藩士や民にしてきたことによってこそ成し得たものでしたが、当然上杉鷹山はそこの上にも胡坐をかかなかったわけです。

その上杉鷹山が愛してやまなかった米沢藩。三代後には藩の財政が健全なものに立て直されたとか。

日本人政治家上杉鷹山の思想の影響を受けたアメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディの残した有名な演説の一説。

“〜Ask what you can do for your country.〜”

大道芸フェスティバルin遠刈田第13回目

デモの片付けをしていると、去年お世話になった中学校の生徒さんが話しかけてくれた。なんでもフクロウベンチに名前を付けて可愛がってくれているそう。

13回目となった“大道芸フェスティバルin遠刈田”。はじまりの思いは、きれいに整備された歩道を愉しんでいただこうというものから。生きいきと、活き意気とした町作り。

“また来年ね。”

今年もお世話になりました。ありがとうございました。
  
posted by とっち at 15:32| Comment(0) | 蔵王の6月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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