2007年11月11日

紅葉狩り

ぷにぷに王子

 日本国の国土はその面積の7割が森林となっていて、日本の衣食住や経済形成は山岳地形を抜きには語れない。しかし、人の立ち入れる森林のほとんどが実は“私有地”だということはあまり意識されたことがないのが実情となっている。春になって新聞の投稿欄を飾るのは第一に“山菜をカゴ一杯に採ってきました”という喜びの声。しかし正しくは“山菜を他人様の山から盗ってきました”ことに他ならない。

秋も深まり日本列島の北部から冬の到来を告げるニュースが流れる頃には決まって“紅葉狩り”の模様が上空を行き交うヘリコプターから車列と一緒に中継されます。春は“山菜狩り”や“イチゴ狩り”、秋は“キノコ狩り”や“紅葉狩り”となりますが、この“狩り”の中で仲間外れは“紅葉狩り”で、他は“腹に入るもの”です。

“紅葉(もみじ)”という語源自体は“揉み汁”や“揉み出る”という言葉で草木を染料として使ってきた“倭染め”から来るものとも聞きます。信州の先輩方には耳に蛸の話しとなってしまいますが、戸隠山の鬼女伝説にはどのような訓示があるのでしょうね。

先日、森の楽園に来て真っ赤に色付いた楓の幼木を引っこ抜いて持ち去ろうとした御一行の目には、とっちおんちゃんが烈火のごとく怒り狂った“赤鬼紅葉鬼”以外の何者でもない姿が映っていたことでしょう。

でもね、僕が今、蔵王の山々を見上げて“あぁ綺麗だ、来年もこの姿を見たいなぁ”と願う未来へ託す気持ちを分かってくださいね。その方が握っていた楓の幼木をチビとっちが何十年か先に見上げて“綺麗な楓だなぁ”と思えるように、僕はこの森を守っているつもりです。
 


posted by とっち at 19:29| Comment(0) | 蔵王の11月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。



石巻ボランティア活動
より大きな地図で 災害救援 森の楽園 活動地図 を表示

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。